小さなスペースでも快適テレワーク

ワークスタイル

このところ急速に広まったテレワークですが、やはり自宅で仕事スペースを確保するのはなかなか大変ですよね。

なんとかリビングの隅っこにテレワークスペースを作れないかと模索を続けてはや1年半、いまだパーフェクトとはいえないまでも、快適なテレワークスペースができてきたので、ご紹介したいと思います。

(模索しながら手直ししてきたので、それなりに予算もかかりましたが…)

スチール棚とハイチェアーの組み合わせで1㎡未満を実現

私の結論:ビバホームのワイヤーウッドシェルフ4段とハイチェアの組み合わせ

テレワークデスクイメージ

オープンシェルフがデスクがわりに

まずデスク替わりに使用しているのはオープンシェルフ。私の場合はビバホームで購入したものですが、大事なのはサイズ感。実際に使用する棚板のサイズは、横幅60㎝×奥行30cmと、かなりコンパクトです。結果、椅子をおいても1平米未満の範囲で仕事スペースが実現できます。

高さは高めの120㎝。我が家では、子供がいろいろなものに手を触れないようにという理由で高めの配置にしました。地震対策含めた転倒のリスクが少々気になるところです。重石などをつかって固定しておくほうがより安全ですね。

高めのスペース設定でもう一つ役に立ったのは、スタンディングでの使用が可能になったことです。長時間同じ姿勢で椅子に座って仕事するとそこそこ疲労します。そんな時に、スタンディングにスイッチできるのは大変便利です。

最上段にモニター台とモニターを設置しています。私が使っているのはDellの24インチモニターですが、値段重視であまり考えずに購入したところ、高さ調節がついておらず、失敗しました。やはり最適な高さをアレンジできるように高さ調整がついた機種のほうが、なるべく疲労を抑えるという意味でも大切だと思います。

簡易キーボードスライドの作り方

そして、モニター台の下には会社のノートPC、上から2段目にもう一枚、60㎝×30㎝の化粧板を載せて、キーボードとマウス置き場に。こちらは、スライドして前に出てもらわないと使いづらいですね。

化粧板の後方に、ちょうど上の棚までと同サイズの衝立になるもの(こちらは100円ショップで購入した発泡スチロール製のブロックですが)を組み合わせることで、キーボードスライドをシンプルかつ安価に実現することができました。

キーボードはフルサイズを使いたいのですが、60cm x 30cmの幅だとキーボードだけでいっぱいになるのと、テンキーが右にあるせいで、実際にタイピングするキーが左寄りになり姿勢が悪くなります。

そこで取り入れたのがテンキーなしキーボード。キーボードの左側に別のテンキーを置くことで、正面にタイプ用のキーを持ってくることができて姿勢としてとても楽になりました。左手でテンキーをタイプする練習は必要ですが、財務・経理畑の場合は、左手に計算機という昔ながらのスタイルですね!

ちなみに私が使用しているキーボードはLAZER BLACKWIDOW LITEのMercury whiteというゲーミング用キーボードですが、白く光るので、夜中に残業する場合も使いやすく、重宝しています。

もう一つ、スペースが限られているので(幅60㎝、奥行き20㎝程度)、マウスを動かすスペースが小さくなってしまいます。もちろん動かせなくはないのですが、トラックボールを使うのも一案かと思います。

トラックボールについてはかつてケンジントンのトラックボールを使っていて、大変使い心地はよかったのですが、とにかくこのテレワークスペースには大きすぎる。そこで今回はロジクールのERGO M575を使うことにしました。(上記はイメージ図ですので、実際につかっている各製品とは異なります。)

椅子は座り心地が良いものを選びたい

仕上げは椅子。程よいサイズのハイチェアーを探していたのですが、カリモクのハイチェアーをアマゾンで発見。好みの色調、シートファブリックも決めて購入。実はこちらが今回テレワークスペースの設置に使ったもので一番高額かもしれませんが…。

ハイチェアーについてはいくつか選択肢があるのですが、スツールや空気圧で高さを調整できるタイプの椅子のもの。私は空気圧方式の高さ調整とは相性が悪いらしくて、体重が重すぎるせいか、すぐに上下調整が機能しなくなってしまいます。

購入したカウンターチェアーなどであれば、そのような心配もありませんが、ここで重視したいのは椅子の高さ。できるだけモニターの高さを調整することで適切な高さに調節したいところですが、椅子は発注時に高さ調整できればベストです。

今回テレワーク環境を作るにあたって一番苦労したのはやはり高さの調節でした。モニター、デスク(今回はシェルフですが)、椅子、それぞれが高さ調節できるものを選んでおくことが望ましいと思います。

ペーパーレスも実現したい

これだけ狭いスペースでは、紙の書類やノート、ペンを使用できるような余裕感は全くないですね。そこでセットで実現したいのは自宅もペーパーレス。

私は、ノートはiPad Proと第2世代Apple Pencilを使うことで、ペーパーレスを実現しました。やはり最高の組み合わせだと思います。ノートアプリも定番のGoodNote5です。大変よくできたソフトで、正直これ意外のものは必要ないと思えるくらいです。iPadについては、iPad AirでApple Pencil第2世代が使えるようになりましたし、小さいほうが好きならば最新のiPad miniも十分選択肢だと思います。

Good Note 5は大変素晴らしいアプリなのですが、一つだけどうしようもないのは、ノートの管理です。紙のノートと同様に次々と増えたりして管理が億劫になります。私は四半期に一度くらいで保存用にPDF化してしまい、新しいノートを作っています。

やはり防音は難しい

1㎡のスペースはそこそこ快適なのですが、引き続き最大の課題は防音でした。狭い家の中で家族と生活していると、どうしても音が気になる場面もあり、集中力を失ってしまいます。

逆に家族にしてみれば、音を出さないようにと気を遣うことになってストレスになることも。

会社に設置されるような電話ボックスのようなテレワークスペースがあれば有難いのですが、小遣いで買えるほどリーズナブルなものはさすがになさそうですね。

予算面では、個人的にはコーワークスペースを月額で借りる方がまだ選択肢になりそうです。

タイトルとURLをコピーしました