FP&A/業績管理の基本 第1回:現場で学ぶ業績管理のキーワード

FP&A FP&A

業績管理とFP&A

最近ではFP&A(Financial Planning & Analysis)という言葉が少しづつ浸透してきたように思います。

「分析、予測、計画の策定、業績報告といった業務を通じて、経営や事業の意思決定プロセスに貢献する」というのがFP&Aの主な業務

日本CFO協会

これまでも経営企画部門などで業績管理を行っていて、それらを幅広に管理会計といっていたわけですが(ちょっと乱暴な言い方ですが)、それを横文字にしてモダンにし、最定義したということですね。

私が社会人デビューした25年前は、Windows95が発売されたばかり、いまだ一人一台のパソコンも支給されていない時代でした。FP&A業務として求められることは普遍的なものに思えますが、ERPやBIツールなどを用いたダッシュボードなども比較的安価に利用可能となり、ずいぶん世の中変わったものだなとつくづく感じるところでもあります。

その一方でいまだにエクセルから脱却できないことによる業務負荷などの課題もあったりしますが、それはまた別の話題として取り上げられればと思います。

経営企画に配属されたら知っておきたい基礎の基礎

今後の投稿では、業績管理ではあたりまえの項目を気ままにお話していきたいと思います。いまどきの格好良いKPIなどではなく、実務現場寄りの泥臭いトピックですが、新しく経営企画などで業績管理を行うことになられた方がいらっしゃったら、まず初めに理解してもらいたいと思う内容を列挙しました。

  1. 差異分析(Variance Analysis)
  2. 分析軸(Dimension)
  3. 前年比(Year over Year)
  4. 予算対比(Variance vs. Budget)
  5. 月次トレンド(Monthly Trend)
  6. 責任(Responsibility)
  7. コントローラビリティとアカウンタビリティ(Controllability & Accountability)
  8. パフォーマンスKPI(Performance KPI)
  9. ビジネスパートナー(Be Business Partner)
  10. 未来志向(Forwardlooking Approach)

これまでの経験を生かして、後進の育成を意識したコンテンツにしていくことができればと思います。

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